■アルファチャネル1(線画)


Pixia /v5では、アルファチャネルというものがあります。厳密にはPixia ver.3/ver.4にもアルファチャネルはあるのですが、
Pixia /v5では、ちょっと扱いが違います。

『プレーン』と呼んだり、『アルファチャネル』と呼んだりしていますが、意味は同じです。

※マスクプレーンなどは、最初から役割が決まっているので、『マスクプレーン』と呼んでいます。
アルファチャネルは、カラー情報とは異なるという意味で『プラスアルファ』から、『アルファチャネル』と呼んでいます。


■相違点
・Pixia ver.3/ver.4では、マスクプレーンが最初からありますが、Pixia /v5にはありません。
 アルファチャネルを追加し、「書き込み属性」をつけることで同様のプレーン(アルファチャネル)が用意できます。

・ユーザーが意識する必要はありませんが、Pixia ver.3/ver.4では、 レイヤ作成時に、
 カラープレーン(RGB)+透明プレーン+マスクプレーンが用意されます。

・Pixia /v5では、カラープレーン(RGB)+透明プレーンが用意されます。

この点、Pixia /v5のほうが(マスクを使わないのなら)メモリーを節約できることになります。


■アルファチャネルの使い方1(線画レイヤ)

まず、よくPixiaの講座で見かける「線画レイヤ」を考えます。Pixia /v5では、レイヤを追加することなく、線画を別に扱えます。

1)レイヤパネルの[編集]ボタンを押します。(レイヤサムネイルを右クリックしてもかまいません)

 

以下のメニューが表示されます。

 

[アルファ追加]とすると、アルファチャネルが1つ追加されます。アルファチャネルは6枚まで追加できます。

追加されたアルファチャネルを右クリックすると、以下のメニューが表示されます。

[属性設定]としてください。

下記のダイアログが表示されますので、[線画]にチェックを入れます。

以下のような状態になっていると思います(パネルのレイアウトや、使っているOSにより、画面は異なります)

[アルファ1]をアクティブにします。

ここで線画を描きます。

■レイヤ0をアクティブにします。以下のような表示になります。

※レイヤ0は実際には白のままなことに注意してください。アルファ1が線画属性を持っているために乗算表示され、この表示になります。

通常のお絵かきをおこなっても、線画レイヤに描いた線はキープされます。

属性の[線画]を解除すると、以下のようになります。